退職後に届かない場合の対処法と手続きを解説
離職票は退職後いつ届く?会社から届かない場合の対処法やハローワークへの相談方法、失業保険の手続きまで解説します。
会社を退職したあと、
「離職票はいつ届くの?」
「失業保険の手続きをしたいのに、会社から送られてこない」
「退職代行を使った場合でも離職票はもらえる?」
と不安になる方も多いのではないでしょうか。
結論として、会社は離職に伴う雇用保険の手続きを、被保険者でなくなった日の翌日から起算して10日以内にハローワークへ行う必要があります。ハローワークが離職票を発行し、通常は会社を経由して本人へ交付されます。
そのため、退職してすぐ自宅に届くとは限りません。
この記事では、離職票が届くまでの流れや、届かないときの対処法、失業保険の手続きについて分かりやすく解説します。
離職票とは?
離職票は、退職後に雇用保険の基本手当、いわゆる「失業保険」の受給手続きをするときに使用する重要な書類です。
会社がハローワークへ提出する「雇用保険被保険者離職証明書」などをもとに、ハローワークが離職票を発行します。
主に、
- 離職した事実
- 離職理由
- 雇用保険の加入期間
- 退職前の賃金
などが失業給付の判断に関係します。
離職票は退職後いつ届く?
「退職後○日以内に必ず本人へ届く」と一律に決まっているわけではありません。
重要なのは、会社側のハローワークへの届出期限が原則10日以内ということです。
厚生労働省によると、会社は離職日の翌々日から10日以内に資格喪失届などをハローワークへ提出し、その後ハローワークが離職票を発行して会社経由で本人へ交付します。
例えば、
7月31日に退職 ↓ 8月1日に雇用保険の資格喪失 ↓ 会社が期限内にハローワークへ手続き ↓ ハローワークが離職票を発行 ↓ 会社から本人へ交付
という流れです。
郵送や会社側の処理状況などによって、実際に手元へ届く時期は変わります。
一ヶ月以上経っても離職票が届かない場合は?
離職票の交付を希望しているにもかかわらず、離職日の翌々日から一ヶ月を経過しても届かない場合は、まず会社へ処理状況を確認するよう厚生労働省が案内しています。
確認するときは、
「離職票の手続きは完了していますでしょうか」
「ハローワークへの資格喪失手続きは済んでいますでしょうか」
などと確認するとよいでしょう。
ただ、退職後に会社へ直接連絡したくない方もいると思います。
会社が手続きをしない場合や、確認しても離職票が届かない場合は、本人確認書類や退職したことが分かる書類を持って、住居所を管轄するハローワークへ相談できます。
会社が離職票を発行してくれない場合は?
会社が対応してくれないからといって、そのまま諦める必要はありません。
ハローワークでは、会社から離職票の交付を受けられない場合について相談を受け付けています。
ハローワークを通じて交付を求める際に、
- 給与明細
- 出勤日が分かる資料
- 退職日が確認できる資料
- 労働契約書
などの提出を求められる場合があります。
会社とのやり取りが難しい場合は、早めにハローワークへ相談しましょう。
離職票を「いらない」と言ってしまった場合は?
退職時に、
「すぐ転職するから離職票はいらない」
と会社へ伝えてしまうケースもあります。
しかし、その後状況が変わって失業保険の手続きが必要になることもあります。
この場合でも、後から離職票の交付を求めることは可能です。
ハローワークの案内では、離職時に離職票を希望しなかった場合でも、後日必要になれば交付を受けられるとされています。
離職票が届いたら内容を確認しよう
離職票が届いたら、そのままハローワークへ提出する前に内容を確認しましょう。
特に重要なのが「離職理由」です。
例えば、
- 自己都合退職
- 会社都合による離職
- 正当な理由のある自己都合退職
などによって、雇用保険の扱いが変わる場合があります。
離職証明書に記載された離職理由などは、失業等給付の受給資格や給付制限などを判断する材料になります。
実際の退職理由と記載内容が違うと感じた場合は、そのままにせずハローワークで相談しましょう。
離職票が届いたら早めに失業保険の手続きを
離職票が届き、まだ次の就職先が決まっていない場合は、早めに住居所を管轄するハローワークで手続きを進めましょう。
雇用保険の基本手当の受給手続きは、
離職票を提出 ↓ 求職申込み ↓ 受給資格決定
という流れで始まります。
離職票が自宅に届いただけでは、失業保険の手続きが自動的に開始されるわけではありません。
退職代行を使っても離職票はもらえる?
退職代行を利用したことだけを理由に、離職票を受け取れなくなるという制度は確認できません。
雇用保険に加入していた従業員が離職した場合、事業主には雇用保険の資格喪失手続きなどが必要です。
そのため、
「退職代行を使ったから離職票を出さない」
という扱いになるものではありません。
ただし、本人が離職票を不要としていたケースなどでは交付されない場合があります。
失業保険の申請を予定している方は、退職時に離職票の交付を希望することを明確にしておくと安心です。
離職票と退職証明書は別の書類
「退職証明書」と「離職票」を同じものだと思っている方もいますが、別の書類です。
離職票
→ 雇用保険の失業給付手続きなどで使用
退職証明書
→ 会社を退職した事実などを証明する書類
用途が異なります。
離職票が届かずハローワークへ相談する場合に、退職証明書など退職したことが確認できる書類を持参するよう案内されているケースもあります。
まとめ
離職票について重要なのは、「本人に10日以内に届かなければならない」のではなく、会社側のハローワークへの手続きに10日以内という期限があるという点です。
離職日の翌々日から一ヶ月を過ぎても離職票が届かない場合は、
①会社へ処理状況を確認 ②対応されない場合はハローワークへ相談
という流れで対応しましょう。
また、離職票が届いたら、離職理由などの記載内容を確認し、失業保険を申請する場合は早めにハローワークで手続きを進めることが大切です。
離職票について不安な方へ
「会社ともう連絡を取りたくない」
「離職票をきちんと送ってもらえるか不安」
「退職後の書類について会社へ確認するのが怖い」
このような理由で、退職そのものをためらっている方も少なくありません。
退職サポートDREAMでは、お客様の現在の状況を確認しながら、退職に関するサポートをご案内しています。
一人で抱え込まず、まずはお気軽にご相談ください。
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